レクサスのRXを買うならどれ？グレードでわかるマッチング術【保存版】

2025年8月15日

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レクサスRXは、その高級感あふれるデザインと卓越した走行性能で、多くのドライバーを魅了し続ける人気のSUVです。しかし、いざ購入を検討する段階になると、「レクサスRXを買うならどれが最適か」という疑問に直面する方は少なくありません。特に新型モデルが登場し、パワートレインの選択肢が多様化した現在、その悩みは一層深まっていることでしょう。

この記事では、そうした悩みを抱えるあなたのために、レクサスRXの選び方を徹底的に解説します。まず、各モデルの全体像を把握し、一番人気なのはどれで？という疑問にお答えします。また、それぞれの人気グレードごとの特徴を比較し、例えばRX350とRX450の違いは何？といった具体的なポイントや、走りを追求したrx500h、先進的なPHEVであるrx450h+の魅力にも迫ります。

さらに、購入後の満足度を左右するリセールの良いグレードは？という視点から、資産価値を意識したリセール最強仕様や、査定額に影響しやすい人気色についても詳しくご紹介。最後に、多くの方が気になる購入するには年収はいくら必要？という現実的な資金計画の目安まで、網羅的に情報をお届けします。この記事を読めば、あなたにとって最高のレクサスRXがきっと見つかるはずです。

レクサスRXの新型モデルと歴代モデルの特徴
人気グレードごとの性能やデザインの違い
リセールバリューや維持費から見た最適な選び方
パワートレイン別の走行性能とおすすめのタイプ

レクサスRX、買うならどれ？代表モデルを解説

新型レクサスRXの主な特徴
レクサスRXの歴代人気グレード
現行モデルで一番人気なのはどれで？
RX350とRX450の違いは何？
パワフルな走りが魅力のRX500h
先進的な電動走行が可能なrx450h+

新型レクサスRXの主な特徴

2022年11月にフルモデルチェンジを果たした5代目レクサスRX（ALA/ALH10系）は、デザイン、走行性能、先進技術の全てにおいて大きな進化を遂げました。この新型モデルの購入を検討する上で、その特徴を理解しておくことが鍵となります。

エクステリアとインテリアの刷新

エクステリアデザインの最も大きな特徴は、レクサスの象徴であった「スピンドルグリル」から、ボディとグリルが一体化した「スピンドルボディ」へと進化した点です。これにより、電動化を視野に入れた未来的でシームレスな塊感を表現し、より洗練された印象を与えます。

インテリアでは、ドライバーが馬と手綱で対話するように車と直感的に繋がることを目指した「Tazuna Concept（タヅナコンセプト）」が採用されました。運転席側に少し傾けられた大型の14インチディスプレイやヘッドアップディスプレイが、運転への集中をサポートします。また、軽く触れるだけでドアが開閉する「e-ラッチシステム」は、高級車ならではの先進性と利便性を感じさせる装備です。

パワートレインの全面的な見直し

新型RXでは、パワートレインが全面的に見直され、従来のV型6気筒エンジンが廃止されました。全てのモデルが直列4気筒エンジンをベースとしており、多様な電動化技術と組み合わされています。

RX350: 2.4Lガソリンターボエンジンを搭載し、力強い走りを実現します。
RX350h: 2.5Lハイブリッドシステムを採用し、燃費性能と滑らかな走行フィールを両立させています。
RX450h+: 2.5Lプラグインハイブリッドシステムを搭載し、モーターのみでの長距離走行が可能です。
RX500h F SPORT Performance: 2.4Lターボハイブリッドシステムと後輪をモーターで駆動する「DIRECT4」を組み合わせた、最も高性能なモデルです。

このように、ユーザーのライフスタイルや求める走り方に合わせて、最適なパワートレインを選択できる点が新型の大きな魅力と言えます。

レクサスRXの歴代人気グレード

レクサスRXは、世代ごとにデザインや性能を大きく進化させてきました。中古車も視野に入れる場合、歴代モデルの特徴を把握しておくことが、満足のいく一台を見つけるための近道となります。ここでは、日本国内で販売された主要な3つの世代をご紹介します。

初代（10系：2009年～2015年）

日本市場で「レクサスRX」として初めて登場したモデルです。流れるような美しいフォルムと、高級セダンのような上質な乗り心地を両立させたことで、プレミアムクロスオーバーSUVというジャンルを確立しました。V型6気筒エンジンを搭載した「RX350」と、同じエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの「RX450h」が主力でした。2012年のマイナーチェンジで、現在のレクサスの象徴である「スピンドルグリル」が初めて採用され、スポーティな「F SPORT」グレードが追加された点も特筆されます。

2代目（20系：2015年～2022年）

デザインがよりシャープでアグレッシブな印象へと進化した世代です。スピンドルグリルがさらに大型化し、エッジの効いたボディラインが特徴的です。このモデルから、パワートレインに2.0Lの4気筒ターボエンジンを搭載した「RX200t（後にRX300へ改名）」が加わり、選択肢が広がりました。また、2017年には3列シート仕様のロングボディモデル「RX450hL」が追加され、ファミリー層からの需要にも応えました。安全装備も大幅に進化し、「Lexus Safety System +」が標準装備されたことで、高い安全性能を誇ります。

3代目（ALA/ALH10系：2022年～）

前述の通り、現行モデルとなる3代目は、デザインと走行性能を根本から見直した革新的なモデルです。スピンドルボディの採用や全パワートレインの刷新により、次世代のレクサスを象徴する一台となりました。中古車市場ではまだ高値で推移していますが、最新の性能やデザインを求めるなら、この世代が最良の選択肢となります。

現行モデルで一番人気なのはどれで？

数あるグレードの中で、実際に市場で最も支持されているのはどのモデルなのでしょうか。中古車情報サイトのデータを基にすると、現行モデル（ALA/ALH10系）の人気グレードの傾向が見えてきます。

人気ランキング	グレード名	特徴
1	RX500h Fスポーツパフォーマンス	走りの楽しさを追求した高性能モデル
2	RX350 Fスポーツ	スポーティな内外装と軽快なターボエンジン
3	RX450h+ バージョンL	先進的なPHEVと豪華装備の組み合わせ
4	RX350h バージョンL	燃費と快適性のバランスに優れた主力モデル
※2024年4月時点のデータを参考に作成

このように見ると、最も人気が高いのは、走りの性能を最大限に高めた「RX500h Fスポーツパフォーマンス」です。価格は最も高価ですが、後輪をモーターで積極的に駆動させる四輪駆動システムDIRECT4による、まるで後輪駆動車のような exhilarating なハンドリング性能が、多くの車好きから高く評価されています。

一方で、2位のRX350 Fスポーツも根強い人気を誇ります。こちらは純粋なガソリンターボエンジンによるダイレクトな加速フィールと、スポーティな専用内外装が魅力です。ハイブリッドモデルに比べて価格が抑えられている点も、支持される理由の一つと考えられます。

RX350とRX450の違いは何？

レクサスRXを選ぶ上で、多くの方が悩むのがパワートレインの選択です。特に「350」と「450」という数字は、歴代モデルを通じて設定されてきましたが、世代によってその内容は大きく異なります。ここでは、現行モデルにおける「RX350」と「RX450h+」の違いを解説します。

項目	RX350	RX450h+
パワートレイン	2.4L 直列4気筒ターボ	2.5L 直列4気筒 + PHEV
システム最高出力	279PS	309PS
駆動方式	FF / AWD	AWDのみ
WLTCモード燃費	11.2～11.8 km/L	18.8 km/L
EV走行換算距離	–	86km
新車価格帯（目安）	約707万円～	約872万円～
特徴	軽快で力強い加速感	静かで滑らかな電動走行

走行性能とフィーリングの違い

最も大きな違いは、走行フィールです。RX350は、ターボエンジンならではの低回転から湧き上がる力強いトルクと、ダイレクトな加速感が特徴です。アクセル操作に対するレスポンスが良く、スポーティな走りを楽しみたい方に向いています。

一方、RX450h+はプラグインハイブリッド（PHEV）であり、大容量バッテリーに充電した電力を使って、モーターだけで約86kmもの距離を走行できます。日常的な移動のほとんどをエンジンをかけずに、電気自動車のように静かで滑らかにこなせるのが最大の魅力です。もちろん、アクセルを深く踏み込めばエンジンも始動し、システム全体で309PSというパワフルな加速を味わえます。

コストとライフスタイルの観点

車両価格はRX450h+の方が高価ですが、自宅に充電設備を設置できる環境であれば、日々の燃料代を大幅に節約できます。また、国や自治体からの補助金制度を活用できる場合もあります。

以上のことから、エンジンの鼓動を感じながらキビキビとした走りを楽しみたい方はRX350が、環境性能や先進性を重視し、上質な移動空間を求める方にはRX450h+が適していると言えます。

パワフルな走りが魅力のRX500h

レクサスRXのラインナップの中で、ひときわ異彩を放つのがRX500h F SPORT Performanceです。このモデルは、単なる上級グレードではなく、レクサスの走りの新たな方向性を示すパフォーマンスモデルとして位置づけられています。

その心臓部には、新開発の2.4Lターボエンジンとモーターを組み合わせたパラレルハイブリッドシステムが搭載されています。これに、トランスミッションとして一般的なハイブリッドカーが採用する電気式無段変速機ではなく、ダイレクト感のある6速オートマチックトランスミッション（6AT）を組み合わせているのが最大の特徴です。これにより、従来のハイブリッド車とは一線を画す、エンジン回転数の上昇と加速感がシンクロしたリズミカルな走りを提供します。

さらに、このモデルの走りを特別なものにしているのが、四輪駆動力システムDIRECT4です。フロントはエンジンとモーター、リアは高出力モーターeAxleで駆動し、路面状況や運転操作に応じて前後の駆動力配分を100:0から20:80まで瞬時に制御します。特にコーナリング時には、後輪へのトルクを積極的に配分することで、FR（後輪駆動）車のような鋭い回頭性を実現します。

ただし、走りに特化している分、注意点もあります。燃費性能は他のハイブリッドモデルに比べて劣り、実燃費は10km/L前後という声が多く聞かれます。また、6ATの採用により、滑らかさを最優先する他のハイブリッドモデルと比べると、わずかな変速ショックを感じる場面があるかもしれません。しかし、それらを補って余りある運転の楽しさが、このモデルの最大の価値です。

先進的な電動走行が可能なrx450h+

RX450h+は、レクサスRXの電動化を象徴するプラグインハイブリッド（PHEV）モデルです。日常の多くのシーンを電気自動車（EV）としてこなし、週末のロングドライブではハイブリッド車として安心して走行できる、まさに二刀流の魅力を持っています。

このモデルの核となるのは、総電力量18.1kWhという大容量のリチウムイオンバッテリーです。満充電の状態から、カタログ値で86kmもの距離をモーターの力だけで走行できます。これは、通勤や買い物といった日常的な用途であれば、ほとんどガソリンを使わずにカバーできる距離です。EV走行中はエンジンが停止しているため、車内は驚くほど静かで、振動もありません。モーターならではの滑らかで力強い加速は、これまでのガソリン車やハイブリッド車とは全く異なる、新しい運転感覚を提供してくれます。

充電は、自宅などに設置する200Vの普通充電で行うのが基本です。夜間に充電しておけば、翌朝には満充電の状態で出発できます。もちろん、充電が切れても自動的にハイブリッド走行に切り替わるため、長距離移動の際に充電スポットを探す心配は不要です。

一方で、デメリットも存在します。大容量バッテリーを搭載するため、車両重量は2.1トンを超え、ラインナップの中で最も重くなります。また、車両価格も高めに設定されています。しかし、国や自治体が実施しているクリーンエネルギー自動車導入促進補助金（CEV補助金）の対象となるため、条件が合えば実質的な負担額を抑えることが可能です。先進的なカーライフと環境性能を両立させたい方にとって、非常に魅力的な選択肢となります。

用途別に比較！レクサスRX、買うならどれ？

査定額に影響するレクサスRXの人気色
リセールの良いグレードはどれか
資産価値を狙うリセール最強仕様
購入するには年収はいくら必要？
結論！レクサスRXは買うならどれを選ぶべきか

査定額に影響するレクサスRXの人気色

自動車を購入する際、ボディカラーは個性を表現する重要な要素ですが、将来的に売却する際の査定額、つまりリセールバリューにも大きく影響します。レクサスRXにおいても、人気色は高額査定に繋がりやすい傾向があります。

一般的に、最もリセールバリューが高いとされるのは「ホワイト系」と「ブラック系」です。これらの色は流行に左右されにくく、幅広い層から好まれるため、中古車市場での需要が安定しています。レクサスRXの場合、具体的には以下のようなカラーが人気です。

ソニッククォーツ（ホワイト系）: レクサス独自の塗装技術により、滑らかで深みのある光沢を実現した白。高級感を際立たせ、定番ながらも特別な存在感を放ちます。
グラファイトブラックガラスフレーク（ブラック系）: 光が当たるとキラキラと輝く粒子が含まれた黒。重厚感と華やかさを両立しており、こちらも非常に人気が高いカラーです。

これらの定番色を選ぶことは、査定額の面では堅実な選択と言えます。

一方で、レッドやブルーといった個性的なカラーは、好みが分かれるため、中古車市場では買い手が限定される傾向にあり、定番色に比べて査定額が伸び悩む可能性があります。もちろん、ご自身の好みを最優先することは大切ですが、もしリセールバリューを少しでも意識するのであれば、ホワイト系かブラック系を選んでおくのが無難な選択と考えられます。

リセールの良いグレードはどれか

レクサスRXは全体的にリセールバリューが高い車種として知られていますが、その中でも特に価値が落ちにくい、つまり「リセールの良いグレード」が存在します。資産価値を重視して車を選ぶ方にとって、この点は非常に重要な判断基準となります。

複数の情報を総合すると、特にリセールが良いとされる傾向にあるのは以下のグレードです。

RX350 “F SPORT”

ガソリンターボモデルである「RX350」のスポーティグレードF SPORTは、高い人気を誇ります。F SPORT専用の内外装デザインは中古車市場でも需要が高く、標準グレードに比べて高値で取引される傾向があります。また、ハイブリッドやPHEVに比べて新車価格が抑えられているため、購入価格に対する売却価格の割合（リセール率）が高くなりやすいという特徴もあります。

RX350h

ハイブリッドモデルの「RX350h」も、優れた燃費性能と信頼性の高さから安定した人気があります。特に、AWD（四輪駆動）ではなく、FF（前輪駆動）モデルの方が、新車価格が安い分、リセール率の観点では有利になる場合があります。ただし、雪国などAWDの需要が高い地域ではこの限りではありません。

逆に、最上級グレードのRX500hやPHEVのRX450h+は、新車価格が非常に高額なため、売却時の価格は高くとも、リセール率で見た場合には、他のグレードに一歩譲る可能性があります。したがって、純粋にリセールバリューを最優先するならば、多くの人に受け入れられやすい価格帯で、かつ人気の高いFSPORTや、燃費の良いハイブリッドモデルを選ぶのが賢明な戦略と言えるかもしれません。

資産価値を狙うリセール最強仕様

グレード選びに加えて、どのようなオプションを選択するかによっても、将来の資産価値は大きく変わります。中古車市場で特に評価されやすい「リセール最強仕様」を目指すのであれば、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

必須とも言えるメーカーオプション

中古車を探す多くの人が条件に挙げる人気のメーカーオプションは、査定額にプラスに働く可能性が非常に高いです。

ムーンルーフ／パノラマルーフ: 開放感をもたらすルーフは、レクサスRXのような高級SUVでは特に人気の高い装備です。装着しているだけで大きなアピールポイントになります。
デジタルインナーミラー: 後方の視界をカメラ映像でクリアに表示する機能です。安全性と先進性を両立する装備として評価されます。
マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステム: オーディオにこだわるユーザーからの指名買いも多い、高品質なサウンドシステムです。これも査定額アップが期待できるオプションの一つです。

これらのオプションは後付けができないため、新車購入時に選択しておく価値は十分にあります。

内外装のコンディション

前述の通り、ボディカラーはホワイト系かブラック系が有利です。内装色については、汚れが目立ちにくく高級感のあるブラック系が無難な選択となります。

そして何よりも、内外装の状態を良好に保つことが重要です。禁煙車であることは絶対条件に近いほど査定に影響します。また、定期的な洗車やコーティングで塗装の状態を維持し、内装も清潔に保つことで、高額査定に繋がります。これらの要素を総合的に組み合わせることで、将来的な資産価値を最大化する「リセール最強仕様」が完成します。

購入するには年収はいくら必要？

レクサスRXの購入を現実的に考える上で、避けて通れないのが資金計画の問題です。「自分の年収で購入しても大丈夫だろうか」と不安に感じる方も少なくないでしょう。明確な基準はありませんが、一つの目安を解説します。

車両価格と維持費の概算

まず、レクサスRXの乗り出し価格は、最も安価なグレードでも700万円台から、上級グレードやオプションを追加すれば1,000万円を超えることも珍しくありません。

加えて、購入後には以下のような維持費が毎年かかります。

自動車税: 排気量に応じて年間43,500円～45,000円程度
自動車保険（任意保険）: 年齢や等級によりますが、年間10万円～20万円程度
車検代: 2年に一度、15万円～25万円程度（1年あたり7.5万円～12.5万円）
燃料代: 年間1万km走行する場合、燃費や燃料価格によりますが年間10万円～20万円程度
駐車場代: 地域により大きく変動（月極の場合、月額1万円～5万円以上）
メンテナンス費用: オイル交換など

これらの費用を合計すると、駐車場代を除いても年間で30万円～50万円程度の維持費が見込まれます。

年収の目安

一般的に、無理のない車両購入価格の目安は「年収の半分程度」と言われることがあります。この基準に当てはめると、レクサスRXを購入するには年収1,400万円以上が必要ということになります。

しかし、これはあくまで一つの目安です。実際には、頭金の額、住宅ローンの有無、家族構成といった個々のライフプランによって、車にかけられる予算は大きく変わります。

より現実的な視点として、年収1,000万円が一つのボーダーラインになると考えられます。このクラスの年収があれば、計画的に資金を準備し、ローンを組むことで十分に購入は可能です。ただし、その場合でも家計に占める車関連の支出は大きくなるため、購入後の生活をしっかりとシミュレーションすることが不可欠です。最終的には、ディーラーで詳細な見積もりを取り、自身の経済状況と照らし合わせて慎重に判断することが求められます。