FJクルーザーは最悪なのか?燃費や維持費の欠点と中古車の真実!

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FJクルーザーを購入してから「最悪だ」と後悔しないためには、契約書にサインをする前に、この車が持つ特有のデメリットを正しく、そして深く理解しておくことが不可欠です。

レトロでポップな一目惚れするデザインや、道なき道を走破する圧倒的な性能が魅力ですが、日常の足として使うには燃費が悪いことや維持費が高い点、さらには独特な観音開きドアの使い勝手など、不便を感じるシーンが想像以上に多く存在します。

また、国内販売が終了してから時間が経過しているため、故障のリスクや良質な中古車選びの難易度が上がっていることも無視できない課題です。

この記事では、実際に所有したオーナーのリアルな悲鳴や諦めの声を交えながら、ネガティブな側面を包み隠さず徹底解説し、あなたがこの車と長く付き合えるかを冷静に判断するための詳細な情報を提供します。

  • 実燃費や街乗りでのガソリン代負担と具体的な維持費シミュレーション
  • 視界不良や独特なボディサイズが引き起こす運転時のストレス要因
  • 観音開きドアの構造的欠陥や内装の質感に関する実用面の評価
  • 故障しやすい箇所やリコール情報を含めた中古車選びの重要ポイント
目次

FJクルーザーが最悪と言われる日常のストレス

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FJクルーザーは最悪なのか?を解説①
  • 燃費が悪すぎるとの評判は本当か
  • 視界不良や死角の問題と対策
  • 運転が難しいサイズと取り回し
  • 後部座席の観音開きドアは不便
  • 内装が安っぽいという不満の声
  • ダサい?女子ウケやデザイン評価

燃費が悪すぎるとの評判は本当か

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FJクルーザーのオーナーになる上で、最も覚悟と経済的な許容力が求められるのが、その燃費性能です。カタログ燃費は10・15モードやJC08モードでリッター8.0kmから8.4kmと公表されていますが、実際の走行環境においてこの数値を記録することは稀です。

多くのオーナーからの実体験報告によると、信号や渋滞の少ない郊外のバイパスや高速道路を一定速度で巡航するような好条件ではリッター7kmから8km程度まで伸びることもありますが、これはあくまで最良のケースと言えます。

現実には、ストップ&ゴーが頻繁に発生する市街地走行、いわゆる街乗りでの燃費悪化が顕著です。重い車体と大排気量エンジンの組み合わせにより、発進時の燃料消費が激しく、リッター5kmから6km台に落ち込むことが日常茶飯事です。

さらに、夏場にエアコンをフル稼働させたり、冬場に暖機運転を行ったりする環境下では、リッター4km台という数値を叩き出すことさえあります。これは、現代のハイブリッド車や軽自動車に慣れた感覚からすると、燃料計の針が目に見えて下がっていく恐怖を感じるレベルです。

加えて、FJクルーザーにはパワフルな4.0LのV型6気筒エンジン(1GR-FE)が搭載されており、モデルの年式によってはハイオクガソリンが指定、あるいは推奨されています。例えば、年間1万キロを走行すると仮定し、実燃費をリッター6km、ハイオク価格を1リッター185円で計算すると、年間のガソリン代は約30万8千円にも達します。

これは一般的なコンパクトカーの倍近いコストであり、ライバル車であるランドクルーザープラドやジープ・ラングラーと比較しても決して褒められた数値ではありません。経済性を最優先に考える方にとっては、ガソリンスタンドに行くたびに「最悪」と感じる大きなストレス要因となることは確実です。

視界不良や死角の問題と対策

唯一無二の個性的なデザインが魅力のFJクルーザーですが、そのスタイリングを優先した代償として、運転席からの視界には多くの制限があります。最も顕著なのがフロントガラスの形状です。横には広いものの縦幅が極端に狭く設計されているため、まるで戦車の覗き窓から外を見ているような閉塞感があります。

これにより、交差点の最前列で停止した際、頭上の信号機が屋根に隠れて全く見えなくなるという特有の現象が発生します。ドライバーは信号が変わるのを確認するために、不自然な体勢で身を乗り出したり、信号機が見える位置まで手前で停車したりする工夫を強いられます。

また、デザインのアイコンでもある太いCピラー(後部座席横の柱)や、スペアタイヤを背負ったリアゲートの影響で、後方および斜め後ろの死角が絶望的に大きいことも深刻な問題です。高速道路での合流や車線変更の際、目視確認をしようとしてもピラーが邪魔をして隣の車線の状況が把握しづらく、ヒヤリとする場面に遭遇することがあります。

特に左後方の死角には、バイクや歩行者がすっぽりと隠れてしまうことがあり、巻き込み事故のリスクが常に付きまといます。

さらに、フロントガラスの縦幅が狭いため、ワイパーが3本装備されているという珍しい構造も、視界の煩わしさを増長させる要因の一つです。

これらの視界不良に対して、多くのオーナーはサイドミラーに補助用の広角ミラー(ブラインドスポットミラー)を貼り付けたり、高画質のデジタルインナーミラーやサイドカメラ、バックカメラをフル装備したりして対策を講じています。

慣れである程度はカバーできるものの、死角の多さは運転の疲労感に直結するため、試乗時には必ず確認すべき重要なポイントです。

運転が難しいサイズと取り回し

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FJクルーザーのボディサイズは、全長4635mm、全幅1905mm、全高1840mmと、日本の道路事情においては「巨大」と言える部類に入ります。特に全幅が約1.9メートルある点は、日常の取り回しにおいて大きなハードルとなります。日本の一般的な駐車場の枠幅は2.5メートル程度が多く、FJクルーザーを停めると左右の余裕がほとんど残りません。

隣の車との間隔が狭くなるため、ドアの開閉に気を使うだけでなく、狭い路地でのすれ違いにおいては、対向車との接触を避けるために路肩ギリギリまで寄せる高い運転技術が要求されます。

また、車高の高さも都市部ではネックとなります。全高が1.8メートルを超えているため、高さ制限のある古い機械式駐車場や地下駐車場には入庫できないケースが多々あります。外出先で駐車場探しに苦労したり、遠くの平面駐車場を選ばざるを得なかったりと、利便性が著しく損なわれる場面も想定されます。

「今の車は大型化しているから特別大きくない」という意見もありますが、実際に生活圏内で運用してみると、このサイズ感がもたらすプレッシャーは決して小さくありません。

一方で、ボクシーな(箱型の)ボディ形状のおかげで、車両感覚、いわゆる「見切り」は意外にも良好です。運転席からボンネットの左右の先端がはっきりと確認できるため、車幅感覚さえ掴んでしまえば、丸みを帯びたデザインのSUVよりも車両の端を把握しやすいというメリットがあります。

しかし、運転に不慣れな方や、日常的に狭い生活道路を使用しなければならない環境にある方にとっては、この物理的な大きさはどうしても解決できない「最悪」の要素となり得ます。

後部座席の観音開きドアは不便

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FJクルーザーを象徴する最大の特徴であり、同時に実用面での最大の弱点とも言えるのが「観音開き式」のサイドドアです。後部座席へアクセスするためのリアドアは、フロントドアを開けた状態でなければ開閉できない特殊な構造になっています。これが日常の使用シーンにおいて、想像を超える不便さの連鎖を引き起こします。

まず、後部座席の乗員が乗り降りする際は、必ず前の席の人が一度ドアを開け、シートベルトを外して降りるか、体をずらす必要があります。雨の日などは、後席の人が降りるまでの間、前席のドアも開けっ放しになるため、車内が濡れてしまうことも避けられません。

さらに深刻なのが、狭い駐車場でのオペレーションです。フロントドアとリアドアを両方開いて乗降スペースを確保するためには、車体の側面にかなりの空間が必要となります。

隣に車が停まっているような一般的な駐車枠では、ドアを十分に開くことができず、後部座席へのアクセスが物理的に不可能になり、車を一度枠から出さなければならないという事態も発生します。

加えて、前席のシートベルトがリアドア(開く部分)に組み込まれている構造も厄介です。後席の人が降りようとしてリアドアを開けるためには、助手席の人がシートベルトを外さなければなりません。ちょっとした送迎や、子供を後部座席に乗せるファミリー層にとっては、この一連の手順が毎回発生することが大きなストレスとなります。

「デザインのために利便性を捨てた」と割り切れる人以外には、このドア構造は購入後に最も後悔するポイントとなるでしょう。

内装が安っぽいという不満の声

500万円近くする車両価格や、プレミアムなSUVのイメージを持ってFJクルーザーの内装を見ると、その質感のギャップに驚くかもしれません。

ダッシュボード、ドアトリム、センターコンソールなど、内装の大部分が硬質のプラスチック素材で構成されており、ソフトパッドや本革、木目調パネルといった高級感を演出する加飾はほとんど見当たりません。このため、「価格の割に内装がチープだ」「商用車のようで安っぽい」という厳しい評価を受けることがあります。

快適装備に関しても、左右独立の温度調整機能がないマニュアルエアコンであったり、シートヒーターが初期モデルには装備されていなかったりと、同年代の他のSUVと比較して簡素な仕様となっています。

最新の車のようなアンビエントライトや大型の液晶メーターパネルなども存在しません。ラグジュアリーな空間でゆったりとドライブを楽しみたいと考える層にとっては、このスパルタンな内装は期待外れに映るでしょう。

しかし、この仕様にはメーカーの明確な意図があります。FJクルーザーは本来、泥や砂にまみれたアウトドアギアとして使い倒すことを想定して設計されています。プラスチック素材は泥汚れや水濡れに強く、汚れても雑巾で簡単に拭き取れるという実用的なメリットがあります。

フロアやシートも防水・撥水加工が施されており、濡れたウェットスーツや泥のついたブーツのまま乗り込んでも気にならないタフさを持っています。スイッチ類も、手袋をしたままでも操作しやすいように大型化されています。

この「機能美」こそがFJクルーザーの真骨頂であり、ここを「安っぽい」と捉えるか、「頼もしい」と捉えるかで評価は180度変わります。

ダサい?女子ウケやデザイン評価

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FJクルーザーのデザインについては、発売から生産終了まで、そして現在に至るまで議論が尽きません。「個性的で唯一無二のカッコよさがある」という熱狂的な支持層がいる一方で、「おもちゃっぽくて子供っぽい」「プラスチックのパーツが多すぎて安っぽく見える」「奇抜すぎてダサい」という否定的な意見も一定数存在します。

特に、往年の名車「FJ40型ランドクルーザー」をモチーフにした丸いヘッドライトや、白い屋根(ツートーンカラー)、直立したフロントガラスといったレトロな要素は、現代の流線型の車とは対極にあるため、好みがはっきりと分かれるのは必然と言えます。

しかし、興味深いことに、この独特なデザインは女性からの評価が意外に高いという側面があります。角ばった武骨なフォルムでありながら、どこか愛嬌のあるファニーなフロントフェイスや、ポップなカラーリングが「カワイイ」と受け入れられることが多く、女子ウケは決して悪くありません。

実際に、おしゃれなカフェやキャンプ場などで、女性オーナーが颯爽とFJクルーザーを乗りこなしている姿もよく見かけます。

他にはないユニークな存在感は、単なる移動手段ではなく、ファッションアイテムやライフスタイルの一部として車を楽しむ層から強く支持されています。

「ダサい」という声は、あくまで保守的な価値観からの評価に過ぎないとも言えます。周囲の評価に流されることなく、自分がこのデザインを見てワクワクできるか、愛着を持てるかどうかが最も大切です。

FJクルーザーで最悪な後悔をしない中古車選び

FJクルーザーは最悪なのか?を解説②
  • 故障やリコールのリスクと持病
  • 中古車で注意すべきサビや腐食
  • 維持費が家計を圧迫する現実
  • 買ってはいけない人と後悔する点
  • FJクルーザーは最悪か最高の相棒か

故障やリコールのリスクと持病

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現在、FJクルーザーを入手するには中古車市場から探すしかありませんが、購入時に避けて通れないのが故障リスクや過去のリコール情報の確認です。トヨタ車は壊れにくいという定評がありますが、FJクルーザーには特有の弱点や、製造時期による不具合が存在します。

過去には、後部ドアを強く閉め続けることでボディ側のシートベルト取付部周辺に亀裂が入るという強度不足のリコール(2013年届出)や、ステアリングシャフトの溶接不良、燃料ポンプの樹脂製羽根車の変形によるエンストのリスクなど、安全性に直結する重大なリコールが届け出られています。

購入を検討している車両がこれらのリコール対象であるか、そして対策修理(改修)が確実に実施されているかを、整備記録簿やメーカーの検索サイトで入念にチェックすることは必須条件です。

また、公式のリコール対象とはなっていなくても、オーナーコミュニティで周知されている「持病」も存在します。特に有名なのが、エンジンルーム内のインナーフェンダー(エプロン部分)に亀裂が入る「FJバルジ」と呼ばれる現象です。

これは初期型やハードなオフロード走行を繰り返した車両に見られる症状で、ボディ剛性に関わる問題です。その他にも、走行距離が10万キロを超えたあたりから発生しやすいオルタネーター(発電機)の故障や、ウォーターポンプからの水漏れ、ハブベアリングの異音なども定番のトラブルです。

4WDシステムの中核であるトランスファーやリアデフの故障は、数十万円単位の高額修理につながる可能性があるため、異音や動作不良がないか、試乗時に専門家の目で確認してもらうことが推奨されます。

中古車で注意すべきサビや腐食

FJクルーザーのようなラダーフレーム構造を持つ本格的なSUVにおいて、エンジンの故障以上に恐ろしいのが「サビ」による車体の腐食です。

日本の中古車市場には、北海道や東北、北陸などの降雪地域で使用され、道路に撒かれる融雪剤(塩化カルシウム)の影響を長期間受けた個体が数多く流通しています。また、海沿いでの使用や、趣味で海岸を走っていた車両も塩害のリスクがあります。

ラダーフレームやサスペンションアーム、ホーシング(車軸)などの下回りが重度に錆びてしまうと、単に見栄えが悪いだけでなく、金属の強度が低下し、最悪の場合はフレームに穴が開いたり折れたりする致命的なダメージにつながります。

こうなると車検に通らないばかりか、安全性も担保できず、修理にはフレーム交換などの現実的ではない費用がかかるため、実質的に廃車となってしまいます。

中古車を選ぶ際は、洗車されてピカピカの外装だけに目を奪われてはいけません。必ず地面に膝をついて車体の下側を覗き込み、シャーシブラック(防錆塗装)で隠された腐食がないか、接合部や角の部分に層状の剥離サビがないかを確認してください。

販売店にお願いしてリフトアップしてもらい、下回りの状態を詳細に見せてもらうことが、最悪の「腐った個体」を掴まないための最良の自衛策です。サビの少ない個体に出会えたなら、購入後も定期的な防錆処理を行うことが、長く乗り続けるための鍵となります。

維持費が家計を圧迫する現実

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「FJクルーザーが欲しい!」という情熱だけで購入に踏み切ると、その後に毎月、毎年やってくる維持費の請求書を見て青ざめることになります。前述した通り、街乗りでリッター5~6kmという燃費による燃料代の負担は甚大ですが、それ以外にも固定費が重くのしかかります。

まず自動車税です。FJクルーザーのエンジン排気量は3955ccであり、自動車税の区分では「3.5L超~4.0L以下」に該当します。これだけで年間66,500円の税額となりますが、さらに恐ろしいのが「13年超の重課税制度」です。

新車登録から13年が経過したガソリン車は、自動車税が約15%増税されます。FJクルーザーは2010年から国内販売が開始されましたが、多くの個体がすでにこの13年を経過しており、その場合の自動車税は約76,400円に跳ね上がります。

毎年5月にこの金額が請求されるのは、家計にとってかなりのインパクトです。さらに、車検のたびに支払う重量税も、車両重量が2トン前後あるため高額になります。

消耗品も大型SUV価格です。特にタイヤは17インチや20インチの大径サイズで、オフロードタイヤ(A/TやM/T)を履かせようとすれば、4本セットで工賃を含めて10万円から15万円以上の出費を覚悟しなければなりません。バッテリーも大容量のものを搭載しているため高価です。

任意保険、駐車場代、オイル交換代などを含めると、年間維持費は軽く40万円~50万円を超えてくる可能性があります。購入価格だけでなく、このランニングコストを無理なく支払い続けられる経済力があるか、冷静なシミュレーションが必要です。

買ってはいけない人と後悔する点

ここまで詳しく解説してきた数々のデメリットや特性を踏まえると、FJクルーザーを「絶対に買ってはいけない人」の像が明確に浮かび上がってきます。

まず、車に対して「燃費の良さ」や「維持費の安さ」といった経済的な合理性を最優先に求める人には、この車は苦痛以外の何物でもありません。ハイブリッド車のような低燃費を期待したり、維持費を節約しようとしたりすると、間違いなくストレスが溜まります。

また、日常の買い物や子供の送迎、高齢者の送迎などがメインの用途で、スライドドアのような利便性や乗り心地の良さを重視する人にとっても、FJクルーザーは不向きです。観音開きドアの使い勝手の悪さ、高いフロアによる乗降性の悪さ、後部座席の狭さや閉塞感は、同乗者からの不満の種になりかねません。

「見た目が好きだから」という理由だけで、家族の反対を押し切って購入すると、納車後に「こんなに不便だとは思わなかった」と家庭内不和の原因になることさえあります。

さらに、最新の安全装備や運転支援システム(ADAS)を必須と考える人にもお勧めできません。設計年次が古いため、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)やレーンキープアシスト、追従クルーズコントロールといった現代的な装備は一切搭載されていません。

あくまで「自分で操る車」であることを理解できないと、運転中の不便さや不安を感じることになるでしょう。自分のライフスタイルや価値観が、FJクルーザーの特性と合致しているか、今一度冷静に見極める必要があります。

よくある質問

維持費が高いと聞きますが、具体的にどのような費用がかかりますか?

ガソリン代以外で特に負担が大きいのは「自動車税」と「タイヤ代」です。 排気量が4.0Lあるため自動車税は高額ですが、さらに新車登録から13年経過した個体は約15%の重課税対象となり、年額約76,400円かかります。また、タイヤサイズが非常に大きいため、交換時には4本セットで10万円~15万円以上の出費が必要です。これに車検費用や故障時の修理費を含めると、年間維持費は40万円~50万円を超えることも珍しくありません。

中古車を購入する際、エンジンの調子以外にどこを見るべきですか?

最優先で確認すべきなのは、車体の下回り(ラダーフレーム)の「サビ」や「腐食」です。 特に降雪地域で使用されていた個体や海沿いを走っていた個体は、フレームが重度に腐食しているリスクがあります。これは車検に通らないだけでなく、走行安全性に関わる致命傷です。その他、過去の重大なリコール(シートベルト取付部の亀裂やステアリング溶接不良など)の対策が済んでいるか、整備記録簿で必ず確認してください。

観音開きドア(アクセスドア)は、具体的にどのような時に不便を感じますか?

特に「狭い駐車場」と「後部座席への乗り降り」で致命的な不便さを感じます。 構造上、前のドアを開けないと後ろのドアが開かないため、隣に車が停まっているような狭いスペースでは、両方のドアを開く十分な隙間が確保できず、実質的に乗り降りが不可能になることがあります。また、子供の送迎やチャイルドシートの利用など、頻繁に後席を使うシチュエーションでは、毎回前席の操作が必要になるため大きなストレスとなります。

FJクルーザーは最悪か最高の相棒か

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ここまで、あえて厳しい視点でネガティブな側面を中心に解説してきましたが、それでもFJクルーザーが中古車市場で高値を維持し、多くのファンに愛され続けているのには確固たる理由があります。

それは、他のどの車にも似ていない唯一無二のデザインと、地球上のあらゆる道を走破できる本物のオフロード性能が、所有する喜びを強く刺激してくれるからです。

燃費の悪さも、税金の高さも、使い勝手の悪さも、すべてを「この車の愛すべき個性」として許容できるオーナーにとっては、これらは些細な問題に過ぎません。ドアが開けにくくても「手間がかかる子ほど可愛い」と思えるか、給油のたびに「またお腹空いたのか」と笑って済ませられるか。

FJクルーザーが「最悪の金食い虫」になるか、「人生を豊かにする最高の相棒」になるかは、オーナーが車に何を求め、どう向き合うかによって決まります。

不便さを楽しむ心の余裕と、維持費を趣味のコストとして割り切れる経済力、そして何よりこのデザインに対する情熱があれば、FJクルーザーはあなたをまだ見ぬ景色へと連れて行ってくれる素晴らしいパートナーとなるでしょう。

重要なのは、良い面も悪い面もすべてを事前に理解し、覚悟を持ってオーナーになることです。そうすれば、FJクルーザーとの生活は、他の車では決して味わえない、かけがえのない体験となるに違いありません。

fjクルーザーは最悪なのか?記事まとめ

fjクルーザーは最悪なのか?に関する情報をまとめてきましたが、最後に重要なポイントをおさらいします。

FJクルーザーが一部で「最悪」と評される背景には、日常使用における深刻なデメリットや、維持する上で避けては通れない経済的な負担が明確に存在します。これから購入を検討している方が後悔しないために、これらの重要ポイントを詳細に解説します。

まず、最も覚悟しなければならないのが経済的な負担です。FJクルーザーの実燃費は、ストップ&ゴーの多い街乗り環境ではリッター5~6km前後まで落ち込むことが多く、現代の水準からすると極めて悪いと言わざるを得ません。

さらに、搭載されている4.0Lエンジンの自動車税は非常に高額である上に、多くの車両が新車登録から13年を経過しているため、重課税の対象となり税負担がさらに増大します。加えて、タイヤサイズも大きく交換費用が高額になるなど、故障リスクも含めてこれらを許容できるだけの経済的な余裕が必須となります。

実用面、特に運転のしやすさや利便性においても多くの課題があります。最大の特徴である観音開きドアは、構造上、前席のドアを開けないと後席のドアが開かないため、日本の狭い駐車場などでは隣の車に干渉してしまい、後席へのアクセスが致命的に不便になるケースが多々あります。

また、全幅が1.9mもある巨大なボディサイズに加え、死角が非常に多いため、狭い道や駐車場での取り回しには相応の運転スキルが求められます。運転席からの視界にも難があり、特にフロントガラスの縦幅が極端に狭いため、交差点の最前列で停止すると頭上の信号機が全く見えなくなるという特有のストレスも抱えています。

内装や装備に関しても、割り切りが必要です。インテリアはプラスチック素材が主体であり、価格帯に見合った高級感は期待できません。しかし、これは泥汚れに強く水拭きができるという「機能美」の裏返しでもあります。

一方で、安全装備については設計年次が古いため、最新の車には当たり前のように装備されている自動ブレーキや運転支援システムなどは一切装備されていません。

そのため、経済性や利便性、そして最新の安全性を最優先に考えるファミリー層には、全くお勧めできない車種であると断言できます。

中古車選びにおいては、さらに慎重な目利きが必要です。過去にはシートベルト取付部の亀裂やステアリング関連の重大なリコールが届け出られており、エンジンルームのインナーフェンダーに亀裂が入る「FJバルジ」と呼ばれる持病も存在します。

そして何より、ラダーフレームなどの下回りに発生するサビや腐食は致命傷になりかねないため、購入時には最優先で確認すべきポイントです。

このように数多くの「最悪」な要素を抱えるFJクルーザーですが、その独特なデザインは唯一無二であり、女性から「カワイイ」と評されるなど、他にはない魅力を持っています。これらの不便さを、車の個性や「味」として楽しみ、愛着を持って接することができる人にとっては、代替不可能な最高の相棒となるでしょう。

重要なのは、購入前にこれらのデメリットを完全に把握し、納得した上で決断することであり、それこそが購入後の後悔を防ぐための唯一の方法です。

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